中絶手術前
費用のことが心配です。事前に分かりますか?
当院では、患者様に分かりやすい料金提示を大切にしております。
中絶費用については、こちらをご覧ください。また、ご不明の点がございましたら、お気軽にお問合せください。
本日手術予定ですが、同意書が用意出来ませんでした。手術費用が用意できませんでした。
同意書の作成、手術費用は手術の絶対条件になります。
そろわなければ人工中絶は出来ません。
本日手術ですが、風邪をひいて熱や咳があります。手術が出来ますか?
病状により人工中絶を延期することもあります。
手術後一週間以内に旅行、出張で遠くに行く予定があるのですか?
人工中絶の手術は、手術だけでなく術後の経過が順調であるかどうかも非常に重要です。
医師と相談して下さい。
授乳中ですが、手術後のいつから授乳が出来ますか?
手術後も授乳することは出来ますが、詳細は医師と御相談下さい。
つわりがあるのですが、つわりの症状を抑える薬は貰えるのでしょうか?
薬を処方する事が出来ますので、医師に相談して下さい。
双子ですが、手術ができますか?
手術は可能なのですが、週数によってはお受けできないこともありますので、できるだけ早めにご相談ください。
症状のひどい喘息や糖尿病、心臓の持病や不整脈などの持病があるのですが手術が出来ますか?
持病などの状態では必要に応じて高次機関での人工中絶を勧める場合があります。
中絶する時に一緒に避妊リングを挿入して欲しいのですが?
事前に医師と相談して下さい。
中絶はする予定だが、今すぐにできない。何週までに手術をするのがいいのか教えてほしいのですが?
何週にするとは決まっておりません。妊娠の極初期はせず、早くて妊娠の4~5週から可能です。
初期中絶でも妊娠9週以降は、母体への負担が初期妊娠に比べて大きくなります。
流産する事もあると聞いたので、暫く待ちたい。
手術する週数は医師と相談して決めることはできます。
前日の頸管を広げる処置をしたくない。
妊娠の週数、状態により処置をした方が良い場合と処置しなくても良い場合がありますので、希望者は事前に医師と相談して下さい。
妊娠の週数が分かりません
受診をしていただき、内診、超音波検査をして妊娠何週かを診断します。最終月経日がお分かりの場合には、最終月経の開始日を0日目とし、今日が何週何日目かを計算することができます。
最終月経からの妊娠週数が本当(正確な)の妊娠週数と同じである事も多いのですが、正確な妊娠週数は、エコー検査により胎児の大きさを測定し、妊娠週数を計算する必要があります。
最終月経で妊娠初期と思っていたが、診察したらだいぶ大きかったということもあるのです。
妊娠初期に起こる身体の変化を教えてください。
妊娠初期には、熱っぽさ、着床時出血などの症状が現れます。
それらの症状があり、月経が予定より5日、月経不順の方であれば2週間遅れた場合には、妊娠の可能性が高いと言えます。
予定月経日の1週間後には、市販の妊娠検査薬を使用できます。
つわり(妊娠悪阻)は妊娠5週頃に起こる事が多いですが、個人差がかなりあります。まったく、殆ど無い方もおられます。
つわりが無いからまだ妊娠初期と思うのですがと、言われる事もありますが、つわりの有無だけでは、判断は出来ません。
胎児の動き(胎動)も個人差があります。おおよそですが、妊娠15週ごろから胎動を感じる方が出現し、妊娠24週くらいに殆どの妊婦さんが胎動を感じます。
つわりと一緒で、胎動(赤ちゃんの動きが)が無いから妊娠で無いと思っていましたとか、妊娠初期だと確信していた妊婦さんがおられました。
胎動(動いて無いから)、つわりが無いから妊娠初期などと勝手に判断しないでください。
手術を予約していたが、中絶を中止したい。
予約が決まっていても、もしご本人の決断が変わられれば中止することは可能です。
手術を中止したいが、前処置をしている状態でも手術は中止できるのですか?
前処置をしていても、ご本人の決断が変わられれば中止することは可能です。
成人しています。中絶をするには、誰の同意書が必要ですか?
成人している方の場合、必要なのはパートナーの同意書です。
ただし、法律により「パートナーが死亡している」「強姦、レイプによる妊娠である」「パートナーと連絡がとれない」場合には、パートナーの同意書なく手術を受けられます。
未成年です。中絶をするには、誰の同意書が必要ですか?
未成年の方の場合、必要なのは、保護者の同意書とパートナーの同意書です。また、パートナーも未成年である場合には、パートナーの保護者の同意書も必要になります。
パートナー自身の同意書も原則として必要ですが、成人の方の中絶と同様、「パートナーが死亡している」「強姦、レイプによる妊娠である」「パートナーと連絡がとれない」場合には、パートナーの同意書なく手術を受けられます。
中絶手術当日
手術が痛いのではないか不安です。
当院院長は、母体保護法指定医です。安全に中絶手術を行い、その中でも少しでも痛みを軽減できるよう努めております。
院長による麻酔の上で実施される中絶手術は、ほとんど痛みを感じることなく受けていただけますので、ご安心ください。
通常分娩と同じ痛みがあるとされる中期中絶においても、前処置を丁寧に行い、痛みと出血を最小限に抑えます。
中絶手術にかかる時間は、どれくらいですか?
初期中絶(妊娠11週6日まで)の場合、処置そのものは10~15分程度で終わります。その後、1~3時間程度お休みいただいて、安全を確認できればご帰宅いただけます。
麻酔が十分に効果がな状態で、手術されることは無いのですか?
ございません。
初期中絶手術は、どんな方法で行われますか?
初期中絶手術は、「妊娠初期」とされる妊娠11週6日目までの間に行われる中絶手術です。
吸引器によって胎児を吸引して取り出す「吸引法」と、特殊な器具により胎児を取り出す「掻把法」がありますが、当院では吸引法を採用しております。
吸引法は、世界保健機構(WHO)が『安全な中絶ガイドライン』で推奨する、安全な中絶手術です。
中期中絶手術は、どんな方法で行われますか?
中期中絶手術は、「妊娠中期」とされる妊娠12週以降、22週未満の間に行われる中絶手術です。妊娠20週までにご来院の上ご相談ください。
陣痛促進剤により人工的に陣痛を促し、流産という形で妊娠を中断させます。中期中絶(妊娠12週目以降)の場合、通常2泊3日で必要時には3泊4日の入院が必要であり、人工的な流産になりますので、おおよそ丸1日以上の時間がかかります。
シャワー、入浴は当日からできますか
当日はいずれもお控えください。
シャワーは術後の翌日から、入浴(湯船に浸かる)は術後1週間後からが原則です。まだまだ感染の可能性が高い時期ですので、サウナ、プール、温泉なども、入浴と同義と考え、4週間後からとしてください。
お酒は当日から飲んでいいのでしょうか?
いいえ、当日はアルコールの摂取をお控えください。
手術翌日以降であれば、無理のない範囲で飲んでいただいても構いません。
ただし、腹痛が起こりやすい状態ですので、お勧めはしません。
中絶手術後
手術後の検診は、絶対に受けなければなりませんか?
当院では、術後、検診のためのご来院をお願いしております。
出血・炎症・感染症の有無、入浴・運動の許可、子宮の状態など、さまざまな項目について確認します。
元の生活への完全復帰、健康の回復のために大切な検診ですので、必ずご来院くださいますよう、ご協力をお願いいたします。
手術後の経過が問題ない事を確認して、中絶が完了したと、院長は思っています。
術後の経過が悪い場合、将来の妊娠に影響することもありますので、必ず受診してください。
基礎体温表を記録する様に言われたのですが、必要なのですか?
必要です。中絶が問題なく終了しているのか、確認する為にも、当院では記録をしてもらっています。
1週間目の診察の際には、必ずご持参ください。
手術の後、母乳が出てきた。どうすればいいでしょうか?
母乳を出ないように、薬を処方致しますので、来院してください。
仕事にはいつから復帰できますか?
理想としては、2~3日お休みして頂きたいと思っております。
事情におり翌日から働いた方もおられますが、翌日に仕事をされた方は、かなり痛かったと言われる方が多いので、当院では、出来るだけ翌日は仕事を休まれた方が良いと説明しております。
仕事を休めない方もおられると思います。
特に腹痛の強い方、発熱、ひどい出血があるときには、お仕事をお休みするか、早退する様にお願い致します。
また、術後数週間は、ホルモンバランスの乱れなどにより、体調が不安定であることを忘れず、無理をしないようにしてください。
手術後、眠れなくなりました…
中絶手術を受けた方に睡眠障害が起こることは珍しくありません。
2~3週間が経過してもうまく眠れない(ベッドに入ってもなかなか眠れない、睡眠時間が短い、夜中に目が覚める)場合にはご連絡ください。
遠慮なくご相談ください。改善する様に致します。
手術後、いつから妊娠できますか?
医学的には、妊娠は手術直後から可能です。ただし、感染症のリスクが高い時期でもありますので、よほどの理由がない限り、お勧めしません。
手術によって子宮内膜に細かな傷ができていることがあり、その修復には2~3回の月経を繰り返す必要があります。できればその後の妊娠、少なくとも1回は月経を終えてからの妊娠が望ましいでしょう。通常は1週間目の診察で、診察が終了になりますが、手術後の子宮への影響が心配される方は、手術後の数ヶ月後に受診していただき、子宮の状態を確認する事もできます。遠慮なくご相談してください。
手術後、いつから性行為ができますか?
中絶後、しばらく不正出血が起こることがあります。出血があるということは、感染リスクが高い状態であるということです。最低限のラインとして、初期中絶の場合手術後2週間まで、中期中絶の場合医師の指示が出るまでは、性行為に及ばないでください。今後も性行為の機会がある程度あるのであれば、低容量の避妊ピルなどの避妊をされることをお勧め致します。
手術後、出血はありますか?
手術後の2週間程度、長い方で4週間程度、不正出血が起こります。特に最初の1週間は、ある程度の出血はあります。だんだん少なくなってきます。
2~4週間出血が継続することもありますが、少量のことがほとんどです。月経よりも多い状態が、何日も継続する場合は異常である事も考えられるので、出血が多く、継続する時は必ず来院をして下さい。ただし、全く出血しない方もいらっしゃいます。その場合も、医師が指示した術後の検診には、必ずお越しください。
現在、いつも飲んでいる薬があるが、これはいつから飲めば良いのでしょうか?
薬によっては、病気の状態を確認後に手術を決めないといけない場合や、薬によっては薬を中断してから手術日を決める必要があるものもあります。手術前日から絶飲食が必要になりますが、薬によっては手術当日も服用しないといけない薬もありますので、持病の薬は事前に必ず申し出てください。
術後の薬をどのように服用するかも指導いたします。
手術後、どんな出血があれば「異常」と判断できますか?
月経2日目のような多量の出血が、連続して続くときには、すぐにご連絡ください。
何か異常が起きている可能性があります。
手術の後、高熱が出ています。どうすれば良いのでしょうか?
出来るだけ早く、すぐに当院へ連絡していただくか来院して下さい。
手術の後、強い下腹部痛があります。どうすれば良いのでしょうか?
出来るだけ早く、すぐに当院へ連絡していただくか来院して下さい。
手術後、低用量ピルはいつから飲めますか?
基本的に、術後最初の月経の初日から飲んでいただいて構いません。希望者は処方することができます。遠慮なくご相談ください
その他
中絶手術を受けると将来妊娠しにくくなるときき、不安です。
中絶手術を受けた方が妊娠しにくくなるケースは、確かにあります。ただしその原因は、術後の感染、癒着、技術の未熟、何度も中絶を繰り返すことによって子宮内膜が薄くなることであるケースがほとんどです。近藤産婦人科医院では、厳重な衛生・滅菌管理のもとで、母体保護法指定医の院長が中絶手術を行います。安心してご相談ください。
また、感染予防のためにも、術後の検診は、医師の指示通りにお越しください。
未成年です。中絶手術では、親の立ち会いが必要になりますか?
未成年の方であっても、すぐに保護者と連絡が取れる場合あれば、立ち会いが必要になることはありません。
中絶手術ですが、パートナーの付き添いは必要でしょうか?
パートナーの立ち会いは原則必要ではありません。
パートナーや未成年ではご両親には、何かあった時の為に、必ず連絡が取れるようにお願いをしています。通常は何も問題無いのですが、非常事態には連絡を取らせていただく事があります。希望者は立ち会うこともできますが、個室ではないので御了承ください。
帰宅は自分で車、バイク、自転車の運転は出来ませんので、タクシーかご家族の車で帰宅して頂いております。
持病やアレルギーがあっても、中絶手術を受けることはできますか?
持病・アレルギーのある方であっても、ほとんどのケースにおいて、安全に中絶手術を行うことが可能です。
ただし、血液や循環器系の疾患などをお持ちの方は、多量の出血によりショック状態に陥るリスクが高くなることもありますので、事前にご相談ください。