初期中絶とは
初期中絶手術とは
初期中絶手術は、「妊娠初期」と定義される妊娠11週6日目までの間に行われる中絶手術です。
初期中絶手術には、吸引器によって胎児を吸引して取り出す「吸引法」、スプーン状の器具を用いて胎児を掻き出す「掻把術」があります。
京都府長岡京市の近藤産婦人科医院では、世界保健機構(WHO)が『安全な中絶ガイドライン』で推奨する「吸引法」を採用しております。
初期の中絶手術が受けられるのはいつまで?
初期中絶手術は、妊娠11週6日目までしか受けられません。
初期中絶であっても、10週を超えると胎児が急速に大きくなって来ますので、身体への負担が増えますので、初期であっても出来れば妊娠10週になるまでの中絶の方が望ましいと考えています。
10週を超えたからといって、危険であるというわけではありません。心配しないでください。
選択出来るのであれば、10週までの中絶が望ましいということです。
12週目以降は、中期中絶手術を行うことになります。中期中絶手術では、人工的に陣痛を起こし、母体への影響も大きくなります。数日の入院が必要になります。その為、費用もかかります。(妊娠20週までにご来院の上ご相談ください。)
ですので、できるだけ妊娠初期(初期中絶手術ができる間)に決断を下されることをお勧めします。
産婦人科への相談は、1日でも早く
妊娠11週6日目までであれば、妊娠初期とみなされ、初期中絶手術による中絶を行うことができます。
ただ、中絶手術には基本的にパートナーの同意書が必要であり、また未成年の場合であれば保護者の同意書も必要となります。
つまり、妊娠11週6日ぎりぎりに決断していたのでは、そこから産婦人科を受診して、書類を用意して――と手術の実施までに時間がかかり、間に合わない可能性があります。
また、胎児は日々成長します。少しでも身体への負担を軽減するためにも、1日でも2日でも早くご相談いただき、その上で早めの決断のタイムリミットを設定しておくことをお勧めします。
初期の中絶手術の方法は?
当院では、吸引法による初期中絶手術を行っております。
吸引法では、吸引器で胎児を吸引して、妊娠を中断させます。麻酔によってほとんど痛みなく受けられ、約10~15分で完了する手術です。
12週以降の中期中絶と比べると、母体への影響は大幅に抑えられます。