中絶手術を決断したら…
決断後は、1日も早く受診してください
中絶手術を決断したならば、できるだけ早く当院にお越しください。
当然のことながら、胎児が大きくなればなるほど、手術による母体への影響は大きくなります。また、出産が近づくにつれて、身体が準備を始め、ホルモンバランスが変化します。手術後のホルモンバランスの乱れが大きくなり、生理が遅れるなど、身体の状態も不安定になります。
まだ迷われている方もご相談いただけます
中絶手術を受けると決断したなら、1日でも早くお越しいただくよう申し上げておりますが、実際は、悩みに悩んで、けれどどうしようもなく、決断を先延ばしにしてしまうケースも多く存在します。
そういったとき、パートナーやご家族、信頼の置けるご友人などに相談する方法もあるでしょうが、当院にいらっしゃっても、スタッフ一同があたたかくお迎えします。
中立的な立場から、中絶が身体に与える影響、タイムリミット(いつまでに決断しなくてはならないか)、あるいは手術の安全性など、ご自身とパートナーの方が、お二人にとってベストな選択をするための情報をしっかりとお伝えします。
いつご相談くださっても、お二人が前向きに考え・行動されるよう、全力でサポートいたします。
初期中絶手術の流れ(初診~術後検診まで)
近藤産婦人科医院では、初期中絶手術(妊娠11週6日までに行う中絶手術)を、以下のような流れで実施しております。
内容、費用についてご不明点がございましたら、お気軽にお問合せください。
1ご予約
お電話またはインターネット予約にて診察の予約をお取りください。
TEL:072-953-2000
2診察・検査・ご説明
まず、超音波検査で妊娠の確認が取れたら、術前の検査として、血液検査、細菌検査、心電図検査などを行います。手術内容・注意点をご説明し、ご同意いただいた上で手術日のご予約を承ります。
3手術の前日
・処置がない方
手術の前日から手術当日の朝にかけて、食事制限があります。必ず、医師の指示に従っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。
手術当日は、時間に遅れないように来院してください。
・処置がある方
処置が必要な方は、必ず同意書(パートナーの署名、未成年の場合は保護者の署名も必要です)と手術費用が必要です。
これが無いと処置が出来ず、中絶もキャンセルになる事があります。
まずは、頚管拡張処置を行い、子宮口を広げます。
手術の前日から手術当日の朝にかけて、食事制限があります。必ず、医師の指示に従っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。
シャワーや入浴、水泳、運動、性行為は絶対しないでください。
薬を処方いたしますので、服用して下さい。
翌日は、時間に遅れないように来院してください。
当院では、患者様の状態によって、事前処置をせずに手術を受けることができる場合がありますので、希望者は手術前日までにご相談ください。
4手術日
ご予約のお時間にお越しください。
- お化粧やマニキュアは、事前に落としてください。
- 当日は、車の運転ができません。それ以外の交通手段でご来院ください。
- 事前処置がない方は、当日に同意書(パートナーの署名、未成年の場合は保護者の署名も必要です)をお持ちください。これが無いと処置が出来ず、中絶もキャンセルになる事があります。
- 生理ショーツ、ナプキンなどをお持ちください。
5お着替え・準備
同意書を確認し、すべての準備が整いましたら、術衣に着替えていただきます。
問診の確認をした後に、点滴を開始いたします。
手術直前に必ず排尿をして下さい。
何か変わったことや、心配な事がありましたら、お申し付けください。
6麻酔
静脈麻酔にて、麻酔をかけます。
7手術
吸引法にて中絶手術を行います。ほとんど痛みなく手術は終了します。
中絶手術が終わった後の患者様から手術中に痛かったとご指摘されたことがありません。
手術時間は、10~15分程度です。
8診察・ご帰宅
診察・ご帰宅麻酔が切れるまで、院内にてお休みいただきます。
意識、歩行がしっかりしましたら、診察を行い、健康状態を確認した上で、ご帰宅していただきます。
患者様の状態によっては、午前中にて帰宅が可能な場合もあります。
9術後の検診
手術の翌日か、翌々日に検診を行います。術後7日前後を目安に同様の診察を行います。
初期中絶手術後の注意点
- シャワーは翌日から、入浴(お湯に浸かる)のは1週間後からとしてください。
- 2~3日は安静に努めてください。
- 術後2週間は、性行為に及ばないでください。2週間が経過していたとしても、まだまだ感染リスクの高い時期ですので、コンドームによる避妊をしっかりとしてください。
- 術後は、ホルモンバランスの乱れにより、めまい、頭痛、体調不良が起こりやすい状態ですので、無理をなさらないようにしてください。
- 手術後の出血の量には個人差があります。手術直後から全く出血しない方、手術後数日してから出血する方など、さまざまです。ただし、術後2週間が経過しても多量の不正出血が見られる場合にはご連絡ください。
中期中絶手術の流れ(ご予約~術後検診まで)
近藤産婦人科医院では、中期中絶手術(妊娠12週1日以降に行う中絶手術)を、以下のような流れで実施しております。
内容、費用についてご不明点がございましたら、お気軽にお問合せください。
1ご予約
お電話またはインターネット予約にて診察の予約をお取りください。
TEL:072-953-2000
2診察・検査・ご説明
まず、超音波検査で妊娠の確認が取れたら、術前の検査として、血液検査、細菌検査、心電図検査などを行います。手術内容・注意点をご説明し、ご同意いただいた上で手術日のご予約を承ります。
3入院から手術前日
中期中絶手術では、ほとんどの場合2泊3日の入院、場合によっては3泊4日の入院が必要となります。入院時に、頚管拡張処置を行い、子宮口を広げておきます。
同意書(パートナーの署名、未成年の場合は保護者の署名も必要です)、手術費用、生理ショーツ、ナプキン、洗面具、着替えをお持ちください。
4手術
棒状の「ラミナリア」(水を含むと膨張する素材)を挿入し、さらに少しずつ子宮口を広げていきます。
その後、陣痛促進剤を膣に入れ、陣痛を促し、流産の形で胎児の娩出を行います。
娩出を行って、必要であれば子宮内掻爬術を行います。
5退院
娩出翌日、体力の回復、健康状態の確認ができましたら、退院となります。
6死産届の提出
中期中絶で娩出された胎児は、死産届を出す必要があります。7日以内に、各市町村の役場に提出してください。受理されると火葬許可証が発行されます。
7術後の検診
後日、子宮内の機能が正常な状態に戻っているかを確認するため、再度ご来院いただきます。
健康状態の確認、将来的な妊娠の可能性の確認のためにも大切な検診となりますので、必ずお越しくださいますよう、お願いいたします。
術後の経過を良好にするためにも、入院中にお伝えする注意事項は必ずお守りください。